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リースバックの仕組みを徹底解説

2025.02.19

リースバックの仕組みを徹底解説!メリット・デメリットから契約の流れまで

リースバックは、自宅(資産)を売却後も住み続けられる便利な仕組みです。この記事では、リースバックの基本から、メリット・デメリット、契約の流れ、注意点まで詳しく解説します。

 

リースバックの基本構造

 

リースバックの歴史的背景と発展

リースバックという概念は、実はそれほど新しいものではありません。そのルーツは、1970年代のアメリカに遡ると言われています。当時は、企業が保有する不動産を売却し、その不動産をリースバックすることで、資金調達と同時に事業継続性を確保する手法として用いられていました。その後、この手法は個人向けにも応用されるようになり、特に2000年代以降、高齢化社会の進展とともに、日本でも注目を集めるようになりました。高齢者が住み慣れた自宅を離れることなく、まとまった資金を得る手段として、リースバックは有効な選択肢の一つとして認識されるようになったのです。当初は、不動産会社の独自のサービスとして提供されていたものが、現在では、より専門的な業者や金融機関も参入し、多様なニーズに応じたプランが提供されるようになっています。

 

リースバックの仕組みとは?

リースバックは、現在お住まいの自宅を不動産会社や投資家に売却し、同時に賃貸借契約を結ぶことで、売却後も引き続きその家に住み続けることができる仕組みです。この契約によって、売却によって得たまとまった資金を活用しながら、生活環境を大きく変えることなく、以前と変わらない生活を継続できます。売却と賃貸契約が同時に行われる点が、通常の不動産売却とは大きく異なります。リースバックを利用することで、引っ越し費用や新しい住居を探す手間、環境の変化によるストレスなどを回避できます。また、売却益を老後の生活資金や住宅ローンの返済、事業資金など、多目的に活用できる柔軟性も魅力です。

 

通常の不動産売却との違い

通常の不動産売却では、自宅(資産)を売却した後、その家から退去し、新しい住居を探して引っ越す必要があります。これには、時間と労力、そして費用がかかります。しかし、リースバックでは、売却後も賃貸契約を結ぶことで、同じ家に住み続けることが可能です。これは、特に長年住み慣れた家を愛着を持っている方や、高齢で引っ越しが困難な方にとっては、非常に大きなメリットとなります。リースバックは、売却と同時に賃貸借契約が締結されるため、売却後の住居に関する心配をすることなく、資金調達ができるという点が、通常の不動産売却と大きく異なる点です。

 

リースバックとリバースモーゲージの比較

リバースモーゲージは、自宅を担保にお金を借りる制度であり、借りたお金は毎月少しずつ、あるいは一括で返済する必要がある点がリースバックとは異なります。リバースモーゲージの場合、借入金額は自宅の評価額に基づいて決定され、借主が亡くなった際には、自宅を売却して返済に充てるのが一般的です。一方、リースバックは、自宅を不動産会社に売却し、その後賃貸契約を結ぶことで、売却によって得た資金を自由に活用できます。リースバックでは、毎月の家賃を支払う必要があるものの、借金とは異なり、返済の義務はありません。どちらの制度が適しているかは、それぞれの状況やニーズによって異なります。例えば、将来的に自宅を子供に相続させたい場合はリバースモーゲージ、まとまった資金が必要な場合はリースバックが適していると考えられます。

 

リースバックのメリット

 

住み慣れた家で暮らし続けられる

リースバックの最大のメリットの一つは、住み慣れた自宅を離れる必要がないということです。長年住み続けてきた家には、多くの思い出や愛着が詰まっています。特に高齢の方にとっては、生活環境を大きく変えることは大きな負担になります。リースバックを利用することで、これまでと変わらない生活を続けることができ、精神的な安定にも繋がります。また、近所づきあいを継続できる点や、生活に必要な施設を熟知しているという点も、住み慣れた家に住み続けることの大きなメリットです。

 

まとまった資金をすぐに得られる

リースバックによって、自宅を売却することでまとまった資金をすぐに得ることができます。この資金は、老後の生活費、住宅ローンの返済、医療費、事業資金など、さまざまな用途に活用できます。例えば、退職後の生活資金が不安な場合や、急な出費が必要になった場合など、リースバックは非常に有効な手段となります。また、まとまった資金を得ることで、精神的な余裕にもつながり、より安心して生活を送ることができるでしょう。不動産売却による資金調達は、他の方法と比較して比較的迅速に資金を得られるという点も大きなメリットです。

 

固定資産税などの維持費が不要になる

不動産を所有していると、毎年固定資産税がかかります。また、建物の老朽化に伴い、修繕費も必要になってきます。リースバックを利用して自宅を売却すると、これらの維持費を支払う必要がなくなります。固定資産税や修繕費は、所有している限り継続して発生する費用ですので、これらの負担がなくなることは、毎月の支出を抑える上で非常に有効です。特に、高齢者の方にとっては、これらの費用負担がなくなることで、経済的な負担が軽減されるでしょう。これにより、生活費の節約や、他の支出に資金を回すことができるようになります。

 

リースバックのデメリット

 

売却価格が市場価格より低くなる傾向がある

リースバックでは、不動産会社は売却後の賃料収入や、将来的な売却益を考慮して買取価格を決定します。そのため、買取価格は、通常の不動産売却と比較して、市場価格よりも低くなる傾向があります。これは、不動産会社がリースバックによって利益を上げるために必要な措置であり、リースバックを利用する際の重要なデメリットとなります。売却価格が低くなる可能性があることを理解した上で、リースバックを検討する必要があります。複数の業者から見積もりを取り、価格交渉を行うことで、少しでも高い価格で売却できるよう努めることが大切です。

 

毎月の家賃が発生する

リースバックを利用すると、自宅を売却した後、毎月家賃を支払う必要があります。この家賃は、契約内容や不動産の評価額によって決定され、場合によっては高額になることもあります。家賃の支払いは、毎月の固定支出となるため、生活費に大きな影響を与える可能性があります。契約前に家賃設定や、賃料の変動条件などをしっかりと確認し、長期的な視点で支払計画を立てることが重要です。また、家賃の金額が、売却によって得た資金を圧迫しないように注意する必要があります。将来的な家賃の値上げについても、契約時に確認しておきましょう。

 

契約内容によっては住み続けられない可能性がある

リースバック契約には、契約期間が定められている場合があります。また、契約更新が保証されていない場合、契約期間満了後には、住み慣れた家から退去しなければならない可能性もあります。契約内容を十分に理解しないまま契約を進めてしまうと、将来的に住み続けられなくなるリスクがあります。契約期間や更新条件については、事前にしっかりと確認し、不明な点があれば、契約前に専門家へ相談することも有効です。また、契約期間の延長や、更新条件などについても、不動産会社と交渉することも検討してみましょう。

弊社のリースバック契約では 一般借家を進めています。

 

リースバック契約における注意点

リースバック契約を結ぶ際には、契約内容を詳細に確認することが不可欠です。特に、家賃設定、契約期間、更新条件、原状回復義務、修繕に関する責任範囲など、将来の生活に影響を与える可能性のある項目については、十分に理解しておく必要があります。契約書の内容をしっかりと確認し、不明な点や疑問点があれば、契約前に必ず不動産会社に質問しましょう。また、契約内容について不安な場合は、弁護士や不動産鑑定士などの専門家に相談することを検討してください。契約内容をしっかりと確認することで、後々のトラブルを未然に防ぐことができます。

 

リースバックの契約の流れと注意点

 

契約の流れ

リースバック契約を検討する際には、まず複数のリースバック業者に見積もりを依頼しましょう。複数の業者から見積もりを取ることで、より有利な条件で契約できる可能性が高まります。見積もりを依頼する際には、自宅の正確な情報を伝え、適切な査定を受けられるようにしましょう。また、業者によっては、得意とする物件の種類や地域が異なる場合があるため、複数の業者を比較検討することが重要です。実績のある業者などを選択肢に入れると安心でしょう。見積もり内容を比較検討する際には、売却価格だけでなく、家賃設定や契約条件なども総合的に判断する必要があります。

 

リースバック業者の選び方

リースバック業者を選ぶ際には、実績や信頼性だけでなく、顧客への対応やサービス内容も重要なポイントとなります。過去の取引実績や、業者の評判などを確認し、信頼できる業者を選びましょう。また、担当者の対応や、契約に関する説明の丁寧さなども、業者選びの重要な判断材料となります。複数の業者を比較検討し、自分に最適な業者を選ぶように心がけましょう。また、契約後のサポート体制についても確認しておきましょう。アフターフォローがしっかりしている業者を選ぶことで、安心してリースバックを利用することができます。

 

契約時の注意点

リースバック契約を結ぶ際には、契約内容をしっかりと確認することが非常に重要です。特に、家賃設定、契約期間、更新条件、原状回復義務、修繕に関する責任範囲など、将来の生活に影響を与える可能性のある項目については、十分に理解しておく必要があります。契約書の内容を隅々まで確認し、不明な点や疑問点があれば、契約前に必ず不動産会社に質問しましょう。不利な条件での契約を避けるために、契約内容に不安がある場合は、弁護士や不動産鑑定士などの専門家に相談することも検討しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、より安心してリースバック契約を進めることができます。

 

リースバック後の生活設計

リースバックで得た資金をどのように活用するか、事前にしっかりと計画を立てておくことが重要です。老後の生活費に充てるのか、住宅ローンの返済に充てるのか、あるいは事業資金に充てるのかなど、目的を明確にすることで、より効率的な資金計画を立てることができます。また、リースバック後は、毎月家賃を支払う必要があるため、家賃を含めた生活費の収支バランスを考慮した上で、無理のない資金計画を立てることが重要です。また、将来の生活設計においては、予期せぬ出費なども考慮に入れ、余裕を持った計画を立てておくことが望ましいでしょう。

 

リースバックの活用事例

 

老後資金の確保

リースバックは、老後の生活資金を確保するための有効な手段の一つです。退職後の収入が減少し、生活費に不安を感じる場合に、自宅を売却することでまとまった資金を得ることができます。この資金を、生活費や医療費、介護費用などに充てることが可能です。また、住み慣れた自宅を離れる必要がないため、生活環境を変えることなく、安心して老後を迎えることができます。リースバックは、高齢者の生活を経済的にサポートするだけでなく、精神的な安定にも貢献します。

 

住宅ローンの返済

住宅ローンの返済が困難になった場合、リースバックは有効な解決策となり得ます。リースバックを利用することで、自宅を売却し、その売却益で住宅ローンを完済することができます。これにより、住宅ローンの返済負担から解放され、新たな生活をスタートすることができます。また、リースバック後も自宅に住み続けることができるため、引っ越しの手間や費用を省くことができます。住宅ローンの返済が滞り、差し押さえなどのリスクがある場合に、リースバックは非常に有効な手段となります。

 

事業資金の調達

事業を営んでいる方が、急な事業資金が必要になった場合にも、リースバックは役立ちます。事業資金を調達するために、自宅を売却することは、抵抗があるかもしれませんが、リースバックであれば、自宅に住み続けながら資金を調達することができます。これにより、事業を継続しながら、必要な資金を確保することができます。また、金融機関からの融資が難しい場合でも、リースバックであれば、自宅を担保に資金を調達することが可能です。事業資金の調達手段の一つとして、リースバックを検討してみる価値はあるでしょう。

 

リースバックに関する専門家の意見

不動産コンサルタントのA氏は、「リースバックは、自宅を売却して資金を得ながら、住み慣れた環境を維持できる非常に有効な手段です。しかし、契約内容をしっかりと確認し、将来的なリスクを理解した上で利用することが重要です。」と述べています。また、ファイナンシャルプランナーのB氏は、「リースバックは、老後の生活資金を確保する上で、有効な選択肢の一つですが、毎月の家賃負担や、契約期間などを考慮した上で、慎重に判断する必要があります。他の資金調達手段と比較検討することが大切です。」と注意を促しています。

弁護士のC氏は、「リースバック契約は、一般的な賃貸契約とは異なり、売買契約と賃貸契約が組み合わさった特殊な契約です。契約内容を十分に理解しないまま契約を進めてしまうと、後々トラブルに発展する可能性があります。契約前に、必ず弁護士などの専門家に相談することをおすすめします。」と指摘しています。これらの専門家の意見を踏まえ、リースバックを検討する際には、メリットとデメリットをしっかりと理解し、慎重に判断することが重要です。

 

まとめ

リースバックは、住み慣れた自宅に住み続けながら、まとまった資金を得ることができる有効な手段です。しかし、売却価格が市場価格より低くなる傾向があったり、毎月の家賃が発生するなど、いくつかのデメリットも存在します。リースバックを検討する際には、メリットとデメリットをしっかりと理解し、契約内容を十分に確認した上で、慎重に判断することが重要です。複数の業者から見積もりを取り、専門家にも相談しながら、自分にとって最適な選択をしましょう。この記事が、リースバックを検討する際の一助となれば幸いです。

 

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